ぼくは旅にでた 増補新装版
または、行きてかえりし物語
●内容紹介
『もしかしたら名探偵』(偕成社刊)など、人気シリーズを数多く生みだす児童書作家・杉山亮さんのエッセイが20年ぶりに復活です。
33歳のある日、妻も子もある著者は、突然、「旅にでたいんだ」と言って1か月間の旅にでる。妻子を置いて、おもちゃ作りの仕事も休んで……。
旅のルールは“徒歩”。自宅のある長瀞から南アルプスを越え高山、金沢、富山、上高地、八ヶ岳をひたすら歩き、夜はテントで眠る。
自分の中にあった“何か”に決着をつけ、その後、大人気ストーリーテラーとなった著者の若き日のひとり旅の全記録。椎名誠の解説を新たに加えた待望の復刊!
●著者プロフィール
杉山 亮
1954年、東京生まれ。保父として保育園などに勤務したのち、1985年より埼玉県長瀞町で手作りのおもちゃ屋「なぞなぞ工房」を主宰。著書に『たからものくらべ』(福音館)『子どものことを子どもにきく』(新潮OH!文庫)等多数。 『もしかしたら名探偵』を含む「ミルキー杉山のあなたも名探偵シリーズ 全14巻」(偕成社)は子どもに大人気のロングセラー。 ストーリーテラーとして小学校や図書館での、ものがたりライブの仕事も多い。