• ぼくはてんさいかのう

ぼくはてんさいかのう

ひらがな詩人

  • くりす あきら[著]
  • 定価2,000円+税
  • 四六判 162ページ 上製
  • ISBN 4-7705-0195-1 C0092
  • 奥付の初版発行年月●2007年02月

●内容紹介

天才ひらがな詩人、くりすあきら君の画文集。5刷を越えるロングセラーが新装版で登場。
知的障害・肢体不自由・脳性麻痺・腎臓障害を抱える晶くんは、誰もが認める天才詩人。
気持ちそのままに書かれた晶君の詩や手紙は、多くの人を元気に、幸せにしてくれます。
NHKホリデー日本「ありがとうの手紙〜ひらがな詩人と苦労人力士」に、文通友だちの琴冠佑関とともに出演。
琴冠佑関との魂の交流を描いた続編『ありがとうのてがみ』は、絶賛発売中。

●版元から一言
ひらがな詩人・くりすあきら君
NHKで35分のドキュメンタリー「ありがとうの手紙〜ひらがな詩人と苦労人力士」に出演。

おかあさんがなきました
ふろばでなきました
ぼくのことでなきました
ぼくはあたまがええから
すぐにわかりました
おかあさん
くらいかていはやめんさい──『ぼくはてんさいかのう』所収

知的障害・肢体不自由・脳性麻痺・腎臓障害など多くの障害を抱えている「くりすあきら(栗栖晶)君」は寡黙である。だが、ひとたび筆を握ったら、きらめく言葉がまさに泉のようにあふれ出す。

5刷を数える『ぼくはてんさいかのう』を、このたび新装改定しました。
私たちスタッフも、この本を読むたびに泣き、そして笑っています。
この本で、生きることの悲しみと、それを超えていくユーモアの力を感じてください。

あきら君の新刊『ありがとうのてがみ』
3月末刊行。
毎日のように、いろいろな人に手紙を書くあきら君。大物俳優・コメディアン・主婦・ガードマンなど、その相手は本当に多彩。NHKで紹介された琴冠佑関に送った手紙と、そこから始まった琴冠佑関との魂の交流は、『ありがとうのてがみ』でお読みになれます。

●目次

  1. ●おかあさんがなきました[中学校]
  2. ●にんげんっていいね[養護学校高等部]
  3. ●おとなになったら[デイサービスセンター]
  4. ●晶のこと あとがきにかえて

●著者プロフィール

くりす あきら

  • 1975年10月1日:広島に生まれる。
  • 1982年4月:広島県立身体障害者リハビリテーションセンター内肢体不自由児施設若草園入園。
  • 1986年4月:広島市立日浦小学校(養護学級)へ転入。
  • 1988年3月:同行卒業。