アメリカの小学校では絵本で英語を教えている
英語が話せない子どものための英語習得プログラム ガイデッド・リーディング編
- リーパー・すみ子[著] /上原 恵里子[画]
- 定価1,900円+税
- B5変 224ページ 並製
- ISBN 978-4-7705-0207-0 C0082
- 奥付の初版発行年月●2011年01月
●内容紹介
●紹介
英語を話せない・書けない・読めない移民の子どもたちに、どうやって英語を教えるのか。アメリカの小学校で、長年、教師としてその問題と向き合ってきた著者が、日本の子どもたちのために書き下ろした英語習得法。
──メキシコ移民であふれるアメリカ、ニュー・メキシコ州。普段はスペイン語を使っている移民の子どもたちは、なかなか英語に馴染むことができない。そんな子どもたちを、英語で考え、英語で自分の意見を言えるような大人に育てるため、アメリカでは多くの試行錯誤が重ねられている。
そのようなアメリカで成功を収める、英語名作絵本を使った英語習得法「ガイデッド・リーディング」。本書は、その指導法を実際の絵本を引きつつ具体的に紹介。子どもに英語を教えるすべての人にとっての必読書です。
●目次
- はじめに
- ガイデッド・リーディングってなに?
- ガイデッド・リーディングのステップ紹介
- ガイデッド・リーディングのグループ構成について
- どんな本を選んだらよいでしょうか
- 読むときには3つのキュー(指示)システムを使ってみよう
- アルファベットの読み方
- 1. 民族が異なる子ども同士の、たった34語の友情物語
- Yo! Yes?
- 2. やさしい英語絵本からアメリカ文化をたっぷり
- No, David!
- 3. リズムあふれるライミング絵本は英語耳を育てます
- Goodnight Moon
- 4. 自尊心について明るく考える絵本
- I Like Me!
- 5. 信じることの大切さを教えてくれる絵本
- The Carrot Seed
- ガイデッド・リーディングに適した本のリスト
- 巻末資料
●著者プロフィール
リーパー・すみ子
アメリカ在住。成城大学文芸学部国文科卒業。外国商社に勤務し、米国人秘書を務める。コピーライターとしての業務を経験後、米国留学。アイオワ州立大学大学院ジャーナリズム学部修士課程卒業。ニューメキシコ大学教育学部で図書館学コースを修了。1983年、ニューメキシコ州教員免許を取得し、ニューメキシコ州アルバカーキー市の公立小学校に図書館司書として20年間勤務した後、リタイヤ。時折来日して、アメリカの英語教育を紹介している。 著書:『ライブラリアン奮闘記』(径書房1996年)/『えほんで楽しむ英語の世界』(一声社2003年)/『アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている』(径書房2008年)