イージー★ライダー 敗け犬たちの反逆
ハリウッドをぶっ壊したピーター・フォンダとデニス・ホッパー
●内容紹介
祝!公開50周年!!
疾走を続けるアメリカン・ニューシネマの金字塔『イージー★ライダー』は如何にしてハリウッド・システムを変革しアメリカ映画を救ったのか!?
1970年の日本初公開から半世紀を経て、いまだファンの心を揺さぶり続けている名作『イージー★ライダー』。
チョッパー型オートバイ、長髪、革ジャンの若者たちが50年前に挑んだアメリカの社会問題――戦争、差別、偏見、無寛容は、21世紀の今も変わっていない……。
ハリウッドの映画システムを新たな次元へ進めた革命的インディペンデント・フィルム『イージー★ライダー』を創った男たちを追った世界唯一のオーラル・ヒストリー・ドキュメント。
デニス・ホッパーを日本に呼んだ著者による幻の名著「『イージー・ライダー』伝説 ピーター・フォンダとデニス・ホッパー」に大幅加筆&貴重写真を収録した増補改訂リマスター版。
[本書の読みどころ]
・マーベル・コミックと激突! キャプテン・アメリカとバッキーはワイアット・アープとビリー・ザ・キッドになった!?
・セックス・ドラッグ&ロックンロール! マリファナ・LSDを実際に使用して撮影された前代未聞の映画作りの実態!
・「ワイルドで行こう!」&最後まで「ワイルドで逝った」男たちの生きざまに迫る貴重な記録!
・ロサンゼルス、モンタナ州リヴィングストン、ニューメキシコ州・タオス、アメリカを旅してピーター・フォンダ、デニス・ホッパー自宅直撃インタビュー敢行!
・幻に終わった『イージー★ライダー2』の中身を徹底紹介!
・『イージー★ライダー』はもちろん、デニス・ホッパーの次作『ラストムービー』、ピーター・フォンダ監督作『さすらいのカウボーイ』製作の裏側にも迫る。
・そして、ついに作られた『イージー★ライダー』の続編誕生の驚愕の真相が明かされる。
●著者プロフィール
谷川建司 (タニカワタケシ) (著/文)
1962年生まれ。日本ヘラルド映画で『ラストムービー』『吐きダメの悪魔』などの配給を担当。その後、茨城大学助教授を経て、早稲田大学大学院政治学研究科教授を務める。1997年第一回京都映画文化賞受賞。主な著書に「レオナルド・ディカプリオへの旅」「アメリカ映画と占領政策」、「アメリカの友人/東京デニス・ホッパー日記」、「戦後『忠臣蔵』映画の全貌」、「日本ヘラルド映画の仕事―伝説の宣伝術と宣材デザイン」、「高麗屋三兄弟と映画」など。訳書にジョン パーカー「ジャック・ニコルソン―ジョーカーズ・ワイルド」、ピーター コリアー「フォンダ―ヘンリー、ジェーン、そしてピーター」などがある。