『恩送り』

恩送り(おんくり)

私たちの使命

  • 佐藤芳直[著]
  • 定価:1600円+税
  • 四六判 160ページ 並製
  • 978-4-7705-0240-7
  • 奥付の初版発行年月●2024年6月

●内容紹介

恩送(おんく)り。それは、「今」を良くして「未来」に手渡すこと。
「今」とは、私たちが生きるこの社会であり、この国のことです。
この今をつくったのは、私たちではありません。
 
考えたことがありますか?
この「今」が、どれだけの人たちの想いや意志や愛の果てに
在るのかということを──。
 
今を生きる若者に問いたい。
「何かご不満ですか?」
と。
 
本書は、私たちのこの「今」がどのように受け継がれてきたのかを詳らかにしながら、
どんな時代でも変わらない「人間らしい生き方」とは何かを説き明かすものです。
 
*   *   *
 
毎年満開の桜を観て思うのです。
私は今、幾多の先達、祖先の「愛」を観ているのだと。
いつか満開の美しい姿を未来の子孫に観せるのだよ──
そんな思いで桜の苗木を植えてくれた結果として、
私たちは世界でも稀な花見文化を楽しむことができています。
その未来の子孫のためにとの愛の結晶こそが、桜の花々なのです。
日本人がこれほどまでに桜を愛で、何とも言えない懐かしさに浸るのは、
先祖の私たちへの恩送りを感じるからではないでしょうか。
次世代を生きる人々のために桜の苗木を植え続ける。
その思いを私たちも受け継いでいるのです。
(本文より)
 
 
▼主な内容(目次より)

● “JAL機奇跡の脱出劇”をもたらした、
日本人ならではの特性

● 他者の心に気を配る日本人の気質は、
なぜ生まれたのか?

● 「みんな仲良く、争わず」
縄文から現代に至る私たち日本人の素養

● 祖先のお陰で今がある。
そう思える社会だからこそ「恩送り」の思想が受け継がれた

● 「情」の発動とは、「誰かが悲しいと私も悲しい」
と思うその共感性にある

● AIの時代にこそ日本人的感性が必要とされる。
それが愛という名の「情」である

● ただ生きるのではなく、善く生きること。
それが人間らしい生き方

● 人間はどんな状況でも、
心の在り方しだいで変わることができる

● 自分一人でつくったものなどこの世界には何一つない。
すべては受け継いだもの

● 自然のなかに包まれていると、
なぜ私たちの心は懐かしさを感じるのか?

● 運命は誰にでもある。
しかし運命に対する態度で人生の有り様は大きく変わる

●著者プロフィール

佐藤芳直(さとう・よしなお)
1958年 (昭和33年)仙台市生まれ。 株式会社S・Yワークス代表。
1981年早稲田大学商学部卒業後、株式会社日本マーケティングセンター(現 株式会社船井総合研究所)に入社。29歳で部長に就任。1994年当時の上場企業中最年少で役員に昇格。同社2人目の上席コンサルタントとなり、船井幸雄氏の秘蔵っ子として将来後継者としても有望視される。2006年3月同社常務取締役を退任。同年4月、「経営の目的は永続にある」との哲学のもと、経営と人生その両方の視点から発信を行う場として株式会社S・Yワークスを創業。「仕事のなかにこそ人生がある」という考え方は経営者のみならず、様々な業種・職種に従事する人々、親、若者世代など、幅広い層の人たちから支持・共感を得ている。来年25周年を迎える「人財化セミナー」は毎年3月に全国6会場で開催され、これまで延べ3万人以上の多種多様な働く人たちに“人生と仕事の目的”についてお伝えし、多くのファンを生み出し続けている。43年間で関わった企業は4500社に上る。
また、熊の研究をライフワークとし、35年間毎年アラスカを訪ね続けている。
著書に『日本はこうして世界から信頼される国となった』『役割──なぜ、人は働くのか』(共にプレジデント社)、『なぜ世界は日本化するのか』『日本近現代史に学ぶ日本型リーダーの成功と失敗』(共に育鵬社)、『はぐれ熊ロンリー』(たま出版、日本図書協会選定図書)など多数。◆S・Yワークス ホームページ https://syw.jp/

タバコ天国 素晴らしき不健康ライフ

タバコ天国

素晴らしき不健康ライフ

  • 矢崎 泰久[著]
  • 定価1900円+税
  • 四六判 288ページ 上製
  • 978-4-7705-0231-5
  • メディア掲載情報はこちら

●内容紹介

煙のように軽くて、手にとって楽しい、タバコが主役の名随筆、誕生!… <続きを読む>

フクシマ事故と東京オリンピック【7ヵ国語対応】 The disaster in Fukushima and the 2020 Tokyo Olympics

【7ヵ国語対応】フクシマ事故と東京オリンピック

The disaster in Fukushima and the 2020 Tokyo Olympics
真実から目を逸らすことは犯罪である。

  • 小出 裕章 [著]
  • 定価1600円+税
  • 四六判 152ページ 並製
  • 978-4-7705-0228-5
  • 奥付の初版発行年月●2019年12月
  • メディア掲載情報はこちら

●内容紹介

【7ヵ国語の訳文掲載】… <続きを読む>

 池上 彰[著]

池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言

池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言

  • 池上彰[著]
  • 定価1,400円+税
  • 四六判 ページ 並製
  • ISBN 4-7705-0220-6 C0095
  • 奥付の初版発行年月●2013年12月

●内容紹介

テレビ、新聞で報道され大きな話題となっている小泉元首相の「原発ゼロ」発言。保守本流、原発推進であるはずの自民党元党首がなぜ、いま、「原発ゼロ」なのか?… <続きを読む>

白い罪

白い罪

公民権運動はなぜ敗北したか

  • シェルビー・スティール[著] /藤永 康政[訳]
  • 定価2,500円+税
  • 四六判 240ページ 上製
  • ISBN 4-7705-0209-5 C0098
  • 奥付の初版発行年月●2011年04月

●内容紹介

●紹介
『黒い憂鬱』で注目された著者が、公民権運動、新旧左翼運動、戦後民主主義を総括する重要な論点を提示。公民権運動を敗北へ導いたのは誰か。… <続きを読む>